【書評】『己を、奮い立たせる言葉。』は仕事の心構えを学ぶ最高の教科書

どうも、庄田(@yukishoda)です。

今回はNewsPicks Bookの10月に発売された岸勇希さんの『己を、奮い立たせる言葉。』を読んだ感想をまとめました。

岸さんのことを簡単に紹介すると、現在は刻キタル代表で、電通史上最年少でエグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターに就任された方です。

補足すると、クリエーティブ・ディレクターの中でエグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターは最も高い職層です。

それを電通史上最年少で成し遂げるというのは凄いとしか表現できないです。

読んで印象に残った7つの言葉

①馬鹿にするより馬鹿にされろ。笑うより笑われろ。

②負けても「これも勉強」と言い訳できるうちにたくさん負けておけ。

③シンプルな言葉に書き表せない企画は、基本的には伝わらないものだ。

④壁は「高い」とわかれば超えられる。

⑤焦るな。沈むときを耐えて、次の次に備えよう。遠回りをしよう。

⑥必要なのは、折れない情熱ではなく、折れても蘇る情熱。

⑦最終的には「勝つまでやる」。

馬鹿にするより馬鹿にされろ。笑うより笑われろ。

基本的に、他人を笑ったり、馬鹿にしているだけの奴は、プレイヤーではない。

本気で戦ってる奴に、人を笑う余裕はないし、人を笑ったところで、自分の実力や環境も、何も変わらないと知っている。

笑われたり、馬鹿にされているということは、戦っているということ、新しいことに挑んでいるということ。

だから、むしろ誇らしく思えばいい。

戦う土俵にさえ立っていない奴らの声なんて、俺には届かない。

批評する側になんていたくない。常に批評される側にいたい。

これはフリーランスになってから気づきました。

親や周りの人にも「無理」って言われ、馬鹿にされました。

例えるなら、周りの人が右に進んでるときに、あえて左に進むようなものです。

右に進んでる人から馬鹿にされ、笑われる。

苦しいけど、成功したときは手をひっくり返す。

だから批判するよりも、批判されたほうが成功しやすいなと感じます。

負けても「これも勉強」と言い訳できるうちにたくさん負けておけ。

今の僕に負けることは許されない。プロとして負けないことを期待されているから。

こんなことを言っているが、若いときはたくさん負ける経験をさせてもらった。

そういう意味で「負けたけど、勉強になった」の意味はよくわかる。

自分の至らなさ、改善点、信用できる相手を見極める眼力、そして謙虚であることの難しさ、負けが教えてくれたことは、とても多い。

負けは、進化のための究極の餌だ。

勝つための必然だとさえ思う。

だから、負けられるうちは負ければいい。

ヘラヘラと「負けたけど、勉強になった」と言っていい。

でも、負けを負けで終わらせない執念を見せなければ、それこそ、本当にただの負けで終わる。

負けは次に繋げるために必要であり、負け方をどう捉えるかというのを具体的に書いてあって非常に分かりやすいです。

特に最後の「負けを負けで終わらせない執念を見せなければ、それこそ、本当にただの負けで終わる。」というのはスポーツの試合や勉強などあらゆることに当てはまります。

フリーランスになって仕事をするようになってからは、正直失敗の連続です。

重要なのは、負けた後にどう行動するかだとこの本を読んで気づかされました。

シンプルな言葉に書き表せない企画は、基本的には伝わらないものだ。

世界的に活躍するクリエーター、レイ・イナモトさんが、こんなことを教えてくれた。

「部下から企画を出させるときに、基本企画書は使わない。ショートメッセンジャーで提出させる。少ない文字数で意図が伝わらないような企画は、そもそも人を魅了できないし、うまくいかないことが多い」と。

なるほどと思った。

アイデアを考えた本人としては、あれもこれも色々云々伝えたくなるものだが、実はそれは、人に伝える際、逆に伝わりにくくなってしまう、贅肉になりえる。

だから、潔く削ぎ落とす。バッサリ削ぎ落とす。削って、削って、シンプルで強い言葉に収斂させていくと、最終的にその企画のコアが見えてくる。

そのコアが輝いていて、人を魅了するものであれば、その企画は成功する。

たくさん考えたのかもしれないが、あえて50文字に集約してみると、企画のコアが見えてくる。

企画はシンプルなほうが伝わるというのは、経験上間違いないです。

一番分かりやすい例としては、スティーブ・ジョブスのiPhoneのプレゼンです。

スティーブ・ジョブズのプレゼンは実業家の堀江貴文さんが大絶賛してます。

上にアップしたYouTubeのプレゼン動画を観ると、物凄くシンプルで、分かりやすく、伝わるプレゼンであるかを痛感します。

理想としては、難しい言葉をゼロにするだけでもかなり違ってくるはずです。

これから企画を考えるときには、初心に帰って岸さんの考え方に触れるだけでも違ってくるはずです。

壁は「高い」とわかれば超えられる

難易度の高い課題に直面した際、よく「壁が高すぎて超えられない」なんて表現を使う。でももし、仮に壁の高さや厚さが認識できているのであれば、それはかなり突破に近い。

真に恐ろしいのは、越えなくてはならない対象が何なのかさえわからない時だ。壁なのか、穴なのか、高さも、厚さも深さもわからない。こうなったら、越えるべき対象を、地道に明らかにしていくしか手はない。

しかし逆に、壁の高さや厚さが把握できているなら、ゴールは遠くないだろう。あとは越え方や考え、そして挑むだけだ。

手を掛けて登れる突起はないかとか、足場を組み立てれば、時間はかかるが登りきれるだとか、何かしらジャンプしないと頂上へは行けないとか、具体的な対策が立てられる。

ちなみに越える以外の手立て、例えば壁の横に回ったら迂回ルートが見つかったり、高すぎるならくぐれるのでは? なんて、方法も見つかる。

課題の正体がわかれば、解決は近い。

故に、課題が何かを正しく認識するところから、課題解決の仕事は始まる。

最初読んだときはちょっと疑問がありました。

課題が難しいと難易度が分かるだけで、次にどこから手をつけていくかを調べていく。

それが明確かどうかが大事と言われたときに、やっと腑に落ちました。

個人的に、大学生のときの自分に教えてあげたい名言です。

焦るな。沈むときを耐えて、次の次に備えよう。遠回りをしよう。

SNSは、人とつながれる素晴らしいサービスです。

しかし同時に、これ以上ないほどに「焦る気持ち醸成エンジン」だと思います。

あらゆる人の”一番輝いている瞬間”や”絶好調”だけがタイムラインには並び、眺めているだけで、エネルギーが削がれていきます。

自分が仕事でうまくいっていない時に、ライバルの仕事の成功や喜びを見るのは、たとえ素直に「よかったな」と思えても、焦りは残るものです。だから、焦らないよう心掛けなくてはなりません。

沈んでいる時期に耐え、浮上するのです。

人はいいときもあれば悪いときもあります。

一見うまくいってるように見える人も、実際は上がったり下がったりしています。

今輝いて見える人も、すこし前まで、何をやってもうまくいかなかった時期を過ごしていたのかもしれません。

大きく沈み、大きく浮上の機会を狙う。

沈みながら、浮上に備える。辛抱とあきらめない心が未来をつくります。

フリーランスに今年なったばかりの自分に最も刺さった言葉です。

やはり結果がすぐについてこないときは本当に焦ります。

精神論ではありますが、結果がついてこないときこそ我慢も必要だと説いています。

これは仕事に限らないことです。

大きな成果を出すためには、力を溜めていると前向きに捉えて行動すれば良い。

まさに今やってるブログがそうだと思って、記事を更新することに全力を注ごうと思います。

必要なのは、折れない情熱ではなく、折れても蘇る情熱。

仕事はどれだけ努力しても、どれだけベストを尽くしても、失敗に終わることがあります。

プライドをかけ、全力でやればやるほど、失敗すると、ボキっと心が折れてしまうときがあるでしょう。

僕もこれまで、自らの努力不足や実力不足、不条理や災難などによって、何度も何度も折れてきました。完膚なきまでに打ちのめされてきました。

それでも、時間にも手伝ってもらいながら、蘇ってきました。

肉体は一度死んだら終わりですが、心は必ず復活できると信じています。

折れたっていい。

折れないことが強さなのではなく、折れても蘇ることが強さなのです。

これを読んで、根性があるという捉え方が変わりました。

折れないことが大切なのではなく、折れても立ち上がることが大事。

ぼくが大好きな『はじめの一歩』の主人公である幕之内一歩のようだなと感じました。

根性がある人は失敗した後に立ち上がれる人が本当に強い。

そんな折れても蘇る情熱を持ってる人は本当に少ないと思うので、打席にたくさん立って経験を増やすことで身につくものだと読んでいて思いました。

最終的には「勝つまでやる」。

勝ち負けじゃないと思う。

少なくとも他者との勝ち負けではないと。

それでもこの言葉を、言い訳には使いたくない。

戦わなければ、負けないかもしれないけど、それ以上の敗北はないと思う。

挑戦は苦しい。苦しいから、楽しさがもらえる。

やっぱり勝ちたいのだ。

自分に、自分の人生に。

だから、勝つまでやる。

競技を変えたり、ルールを変えたり、価値観を変えたり、のたうちまわって。

心臓が動き続ける限り、勝負は出来、最期に「勝ったぞ!」と笑顔で言いたい。

情熱がある限り、勝てる可能性はあり、負けていないと思い続ける限り、勝てる可能性はあり、生きている限り、勝てる可能性はある。

そう信じて、挑み続ける。

これを体験したのは、大学受験の時でした。

勝つためにはしつこくやることが本当に大事。

これも堀江貴文さんが仰ってます。

内容は全く同じではないですが、成果が出る人と出ない人のど違いの質問ですが、内容はほとんど同じです。

勝つまでしつこくやるのは、成功者を見ていると思い当たる節があります。

まとめ

この書籍は巻末に書いてある編集者の箕輪さんに10回口説かれたというエピソードが個人的は一番好きです。

この本を読むと、仕事はテクニック的なものよりもまずは心構えから学ぶほうが大切であると気づかされます。

だからぼくはタイトルにもあるように、岸さんの仕事の心構えは教科書の型を学べる最高の教材という風に表現しました。

特に就職活動をこれから控えている大学生に読んでほしい本です。

1200円で読めるのは、正直安いと思います。

まだ読んでない人は是非一度手にとってみてください。

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